私たちを取り巻く色。
人は一日に1000万もの色と出会います。
今日あなたが見つけた美しい色を大切なあの人に伝えたいと思います。
例えば、色の名前〈色名〉で、明るい赤、オレンジ色、水色、ラクダ色・・しかし、これでは思い浮かべる人によって色のイメージが変わります。10人いれば、まさに十人十色のバリエーションが存在するのです。
色を専門的に取り扱う仕事をしている人はそういう訳にはいきません。依頼主と色の再現を確かなものにするために色を「記号化」し、共通言語として用います。
これを「カラーオーダーシステム」(表色系)といいます。
●カラーオーダーシステムの代表的なもの
「JIS標準色票」「マンセル色票」「PCCS(日本色研配色体系)」
業界によっては、取り扱う顔料・染料・塗料の色見本帳を共通に使う場合が多く以下のような種類があります。
「DICカラーガイド」(大日本インキ化学工業)
「塗料用標準色見本」(日本塗料工業会)
「東洋インキカラーファインダー」(東洋インキ)
「パントンシステム」(PANTONE社・アメリカ)
「スコットデイック」ポリエステル、ウール、コットンなどの繊維を染色した色票(研彩館インターナショナル)
SPRING PROJECTでは、印刷色指定色見本帳として、最も普及している「DICカラーガイド」(大日本インキ化学工業)にてカラープランを作成しています。
また、ロゴ以外にもコンセプトカラーを効果的に使って頂くためにカラーのDICナンバーをCMYKモードに変換して表記しています。
webにも使われる場合にはRGBモードとの互換性も考慮いたします。
● RGBモード
テレビやパソコンのモニタ表示やデジタルデータに使われるカラーモードで、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3つの光で色を作りだします。
青(Blue)+緑(Green)=シアン(Cyan)
赤(Red)+青(Blue)=マゼンダ(Magenta)
赤(Red)+緑(Green)=イエロー(Yellow)
赤(Red)緑(Green)青(Blue)の光が全て混ざると、白になります。
※「光の三原色」「加法混色」と呼ばれます。
●CMYKモード
主に商業印刷などに使われるカラーモードで、シアン(Cyan)、マゼンダ(Magenta)、イエロー(Yellow)の3つの色料で色を作りだします。
イエロー(Yellow)+マゼンダ(Magenta)=赤(Red)
イエロー(Yellow)+シアン(Cyan) =緑(Green)
シアン(Cyan)+マゼンダ(Magenta)=青(Blue)
シアン(Cyan)マゼンダ(Magenta) イエロー(Yellow)の色が混ざるほどに暗くなり、黒に近づいていきますが、さらに綺麗な黒に仕上げるために印刷ではこれに黒(K) を加えた計4色が利用されています。カラープリンタのインクでお馴染ですよね。
※「色料の三原色」「減法混色」と呼ばれます。
「RGB」と「CMYK」では表現できる色域が異なるので要注意です。パソコンで作成をしたデータを印刷すると思ったような色が出ないことがあります。特に緑や紫は、色の変化が大きく注意が必要です。